昨年の年末、大阪市営地下鉄 梅田駅にて朝日放送株式会社様の番組宣伝用デジタルサイネージのコンテンツ制作を担当させて頂きました。
デジタルサイネージは最近ターミナル駅や大学構内でもよく設置されるようになりましたが、コンテンツはというとポスターデータをそのまま使用しているだけのものもよく見ます。
音の出ない媒体でどう演出するかがカギになりますが、今回弊社では30秒から90秒ほどのストーリー仕立てにし、またアニメーション技術を使い、各番組で数枚の提供写真（権利の関係上使えるモノが少なかった）とイラストを動かしながら制作しました。
今年はこの分野の専門性を高め、よりインパクトと訴求効果の高いコンテンツ制作を目指して参ります。
今月も提携している専門学校の職業訓練コースを受講している方が企業体験学習に来てくれました。初めて来てくれた人から数えると今回で47人目！ほとんどの方がテレビ業界は初めてで講習の一環で行くスタジオ見学は非常に好評のようです。
社内の講習では番組で使用するパネルのレイアウトやロゴデザイン、そして出力物の製作のお手伝いをしてもらい、弊社のテレビ部門の仕事を体験して頂きます。
普段、何気なく見ているテレビ番組を美術という裏方の部門から関わる事によって、より興味を持って見て貰えると受け入れ先企業としてとても嬉しいです。
弊社には入社してもうすぐ半年になる男がいます。彼は初めて社会に出たこの半年、多くの失敗をし、多くの人に怒られました。しかし、幸い彼の周りには彼の成長を願う人がたくさんいます。社内だけでなく社外の方々にも彼の愚直さは伝わっているのでしょう。
20代中盤の社会人によくある表層的な格好良さを追い求めない彼の成功を心より願っています。
― 沢山失敗して人から怒られ傷ついた奴の方が、人からの感情を何も感じなかった奴より大きくなれるんだよ ―
と、彼の背中に伝えました。
仕事をする上でミスは必ず起こりうるものです。
こちらがミスをしたら当然対応を求められる。その瞬間に何をするかが本当の勝負だと僕は思います。
自分自身の都合などは全て排除し、相手のメンツを回復させる為に全力を尽くす。相手が要求する事の遥か上を行き、「そんな事までしなくてもいいのに。」と言われるくらいの努力をしても次は無いかも知れません。
しかし、その瞬間に全力を尽くさず相手の指示を待ち、謝罪の言葉しか吐けないような人に明るい未来は来ないと思います。
つまり、ミスをした時ほどより能動的に動かなくてはならないということです。
その行為はジタバタしてるように見えて格好悪いかも知れません。けれど、自分という素の人間を相手に見せれる最大のチャンスでもあるのです。
先日、お世話になっている近畿大学文芸学部の安 先生が弊社にインターン生の実習見学に来てくれました。
安 先生ご自身も韓国でデザイン会社を経営されていた経験があり、パネル製作の作業工程やデザイン風景を見て当時を懐かしんでいたご様子です。
現在は、デザイナーを育てる立場でお仕事をされており、学生に対してデザインはもちろん仕事に対する心構えなども指導されているとの事。
いつか先生の教え子達がさらに成長し、同じ業界のデザイナーとして活躍する日を楽しみにしています。
弊社では国の就職支援の指定を受けた専門学校や美術系の大学と提携して定期的にインターンを受け入れています。
そんな中、高校生がインターンに来てくれました。学校の授業の一環とはいえ、働いてみたい企業を自分で探し、電話で依頼をして実習を受けるという自分が高校生の時には考えもしなかった行動力に非常に感心しています。
３日間という短い期間ですが彼の夢であるイラストレーターに少しでも近づける様、デザインの実務や仕事に対する向き合い方など色々吸収してくれたら嬉しいです。
8月より弊社のホームページのデザインを刷新致しました。
お客様によって弊社のイメージは様々で、ある方はデザイン会社、ある方は出力・印刷会社、またある方は広告代理店と全く違ったイメージをお持ち頂いているようです。
私の想いとしてはカテゴリーを限定するつもりは無く、より幅広く包括的に仕事に取り組むにはどうすれば良いか考えているのですが、目標としているところは「デザインをベースに様々な課題に取り組む企画会社」です。
このブログを通して今までのイメージと少しでも違う会社や私をお見せ出来たらと思います。
